日本魅録

2012年1月2日 日常
キネ旬で香川さんが「南極大陸」について書かれているのは知っていましたが、年末の忙しさでうっかり失念してました。

たまたま今日書店に寄ったので ちょっとその場で読んでおこうかな~くらいの軽い気持ちで読み始めましたが、途中で涙が出そうになり慌てて買って帰りました。

3月11日の震災当日の撮影隊の行動については知っていましたが、それ以降の香川さんから見た木村拓哉論を熱く語っていらっしゃいます。
そこには想像した以上に熱い木村拓哉がいました。
現代の日本では嫌がられるくらいの熱さ。それでも熱くならざるを得ない人。

このドラマ「南極大陸」は数年前から話があって クランクインも2月。
あのような未曾有の大災害が起こることなど知る由もありません。
でも 3月11日以降 スタッフ・キャストそれぞれがどんな想いで撮影を続けたんだと思うと胸が苦しくなります。

木村さんたち観測隊があの夜語り合って出した結論 それが 前に進むこと・今自分たちが出来ることをすることだったんだと改めて思い知らされました。

戦後の日本人の心情を私は知りません。もちろん香川さん達も。
でも資料や映像で想像することはできます。

必ず日本は勝つと信じ 或いは信じ込まされた挙句の無条件降伏。
あの時の日本人の喪失感・虚無感。 2発も原爆を落とされ あちこち焼け野原になって 沖縄も占領され・・・。

何か日本中が夢中になって応援できるものが必要だった。
敗戦の痛手から立ち直るきっかけが必要だった。

香川さんは最後に 日本は復興する。復興するのだ。と締めくくっておられます。

木村さんと同じくらい熱く語っている香川さん。

彼らの想いを私たちはちゃんと受け止められたんだろうか・・・。



 


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