南極大陸　第9話　あらすじ

第3次南極観測隊の結成が決まった。
倉持は北海道から急いで東京に戻ってきた。
しかし　依然として募集要項の中に第1次・第2次越冬隊に参加したものは除くという項目が活きていた。
白崎は政府にその問題を掛け合っていた。
白崎と倉持は久しぶりに対面する。白崎はもう少し待ってくれと言う。

南極では　あんこが行方不明になり　ゴロとポチはまだ首輪が外れずにいた。

「宗谷」の改造工事を手伝っていた倉持のところに　次の観測隊の結成を知った犬塚が訪ねてくる。犬塚は迷った末にオーロラの研究を続けていく決意を話す。
そこへ北海道の古館教授から電話が入る。
シロ子の首輪がちぎれたことから南極でも生き延びてる可能性があるという。
急いで「南極特別委員会」に駆け込む二人。しかし　星野と倉持の参加は認められないと最終判断が下る。
倉持は白崎に犬のことを託す。
白崎は「大学に戻ってこないか」と誘うが、倉持は「宗谷」の修理を手伝うと。その後「学術会議」で働いてみたいと希望する。
倉持が去った後　犬塚は古館教授の言葉を白崎・星野に話す。

南極では　ゴロ・ポチが亡くなった。
タロ・ジロ・リキ・風蓮のクマはあちこちエサを探し回っていた。

「宗谷」の現場に　鮫島・内海・嵐山・横峯が応援に駆けつける。
改造工事は無事終了した。そこへ越冬隊に星野が選ばれたと連絡が入る。千羽鶴を星野に持っていった倉持に「あなたが行くべきだ。」「行ってきなはれ」と。
礼を言う倉持に氷室が動いてくれたことを教える。

倉持は大蔵省を辞め政治の道を目指すという氷室と話す。
氷室は「これが自分の運命だ」という。

「美雪ちゃんにちゃんと話せ」と氷室に言われ小学校に行く。
美雪に話す前に子供達に南極の話をすることに。子供達に「迎えに行かないの？」と聞かれ「行くんだ」「迎えに行ってくる」と。

美雪に「見合いとかしないで待ってて欲しい」という倉持。
「・・・お帰りをお待ちしています」と答える美雪。
「行ってきます」と言って倉持は去る。

南極では風蓮のクマの鎖が氷に挟まって見動きが取れなくなる。
運悪く氷が動き始め　リキ・タロ・ジロは逃げられたがクマはそのまま氷とともに流されていく。残った3頭は見えなくなるまでその場で吠え続けた。

いよいよ第3次観測隊が日本を離れる日がきた。
氷室を除く越冬隊のメンバーから激励を受ける倉持。
北海道から残りの千羽鶴を持って古館教授も駆けつけた。
古館は「奇跡が起きるぞ！」と力強く言った。