南極大陸 第7話

2011年12月1日 日常
激しいブリザードの中 倉持はセスナを飛ばして欲しいと懇願する。
白崎隊長はバートンアイランド号の船長に犬だけでも連れてくる時間を与えて欲しいと説得を試みる。

☆白崎隊長が土下座してまで頼み「犬は我々の友達です。」と叫ぶようにおっしゃった姿。それを見ている星野さんの表情が印象的です。

結局 バートンアイランド号とともに 一旦外洋に出ることになってしまう。犬塚の「こんなことになるんなら、首輪を外してくるんだった」というつぶやきに倉持は首輪を締めてきてしまった自分の手を呆然と見つめる。「やはりセスナを飛ばして欲しい」と隊長に訴える。
日本では樺太犬だけ置き去りの記事が出た。

☆倉持が自分の手を呆然と 悄然と見つめる表情が哀しいです。
倉持さんの手は普段は力強くたくましいんですが、このときばかりは痛々しいです。

なかなか予定通りに氷から脱出できず 燃料消費が進む。
日本では隊員の家族が嫌がらせを受ける。古館家の子供たちも情報を知り不安になる。
犬たちのえさがなくなりつつあることを心配する犬塚に倉持はついイライラをぶつけてしまう。
ようやく外洋に出られた。ここからが正念場だと言って、バートンアイランド号は去っていく。
やはり明日1日しか燃料がないと分かる。
そんなとき日本から「犬を見殺しにするな」という電文が届く。

☆最初2次隊の隊長は犬はどうでもいいというスタンスでしたよね。それはそのまま政府の考えでした。でも国内から批判が出ると真逆に変更してしまう。今も昔も役人・政府は同じなんですね。

白崎隊長はみんなを集め 明日1日にすべてを賭けると。
いよいよ犬たちの食料が無くなり犬たちはみんな不安なようす。
2次隊が明日の準備をしているとき、倉持はセスナに乗せて行って欲しいと願い出る。が、却下される。
リキは首輪を外そうともがき始める。それを静かに見つめている犬達。何度もやってみせて 他の犬たちに理解させようとしているかのように。
倉持は内海に首輪の件を述懐する。
みんな眠れない夜を過ごす。氷室は岩城隊長に犬たちに助けられたエピソードを話し、倉持が今どんな思いを懐いているかを説明する。
一方倉持は獣医の谷先生の部屋をノックする。

☆氷室は遭難の時以来犬たちや越冬隊員との距離が狭まってきました。元々倉持とは親友だったので、過去のトラウマから前に進もうとしているように感じます。

氷室の説得により、翌日はまず引き継ぎから行うようになる。希望の光が見えてきた。が 風がどんどん強くなる。
白崎隊長は「せめて明日1日だけ」と強く願う。
翌日あたり一面氷に覆われ ブリザードが吹き荒れていた・・・。
白崎隊長は撤退を決意、全員に告げる。
氷室は隊長にくってかかる。「こんなことが許されるのか」「たった15頭の命をどうして助けにいけないんだ。」と。
倉持が毒薬の小瓶を手に最後の願いを。
「たった一回でいいんです。これで あいつらの命を絶ってきます。鎖に繋がれたまま飢え死にさせるくらいなら、苦しませずに死なせてやりたいんです。」
星野が間違ってると倉持の頬を打つ。倉持を抱きながら、「南極憲法第2条 誰も死なへんこと」と・・・
倉持は崩れ落ちる。
犬たちは リキがまるで号令を掛けるように吠え首輪を外そうとし始める。
倉持が船から一頭一頭の名前を叫ぶ。
まるでその声が聞こえたかのように何頭かの犬は脱出に成功する。
「ごめんな。ごめんなー・・・。」



☆倉持さんが持っていた毒薬。犬たちを安楽死させるだけか それとも一緒に・・・
星野さんが南極憲法を持ち出したのは、どっちだと思っての憲法なのか。犬たちも隊員ですが、置き去りの時点で南極憲法違反なのに・・・。
みゆきさんの歌が実にいいですね。ほんとに犬目線なんだ・・・。







コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索